2011年3月26日土曜日

QoSの設定その3

QoSを煮詰めているとどうもACLが複雑になるばかりで
良くないことが判明。
それで思いついたのがIX2015のQoSでIP precedenceをカラーリング
してからCisco 1812JでCBWFQ+LLQの二段構成でやってみることにした。
IP precedenceを使うことには多少抵抗があったが使ってみると
これが非常に快適でACLの複雑性から開放された。

IX2015のカラーリングはclass分けするのでFIFOで動作する
パケットは入力順にカラーリングされて出力される。カラーリングしながら
PQは使えない。あくまでFIFO動作だ。

うちの環境はADSLなので上り帯域は3Mbps弱なので1812Jでclass-default
にshape average ~としてシェーピングを掛けている。
ファイルサーバーはshape averageとbandwidthを両方かけてある。
ファイルサーバーは輻輳時帯域を128kbpsまで絞ってしまう設定にした。
シェーピングを掛けたほうが上りの帯域は安定する。
ミッションクリティカルなip precedenceはLLQとしてpriorityコマンドで
かけている。

ためしにネットワークを使ってみるとファイルサーバ転送時でも
httpで上り3Mbps確保できることを確認した。
ファイルサーバー転送時でもLLQパケットのレイテンシ
は低いままだった。ネットゲームのラグも無く非常に快適だ。

今日、1812JのIOSをバージョンアップしたTトレインでは無くM
(メインライントレイン)に変更した。
15.1(3)T→15.1(4)Mに変更した。
1812JではこれからはTトレインは発表されなくなってくるのかな
結構なバグが取れているらしく、新しい機能も組み込まれた。
IOSのファイルサイズが若干大きくなった。

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