EHアンテナの給電点に挿入するバランだがフロートバランを入れると
前記したように広帯域化するがバランが発熱する可能性がある。
アンテナが小型なことから実際帯域はそれほどないのが普通ではないか?
このバランの選択が重要なのではないかと思っている。
強制バラン使用時 swr1.2以内の範囲は約15kHz
フロートバラン使用時 swr1.2以内の範囲は約55kHz
シリンダー間の数ターンのコイルの巻き数現在1ターンからもう少し増やせば
CFAアンテナの原理でもう少し放射抵抗が得られ広帯域化するかもしれない
何ターンがよいかはカットアンドトライか電界と磁界の位相が近傍界で同一
になるよう調整すればいいのだが後者はちょっと大変だ。
確実なのはシリンダーから放射するなら放射抵抗が生まれ広帯域化する
はずなので、カットアンドトライで増減させるのが一番楽だろう。
1次側と2次側の巻き線を別巻きとした今回の自作EHアンテナは
1次側が平衡、同軸ケーブルが不平衡なので強制バランを使用することにした。
問題は同軸の影響のみである。
マグネチックループアンテナでも発生することがあるこの問題をどうやって
改善するかが今後の課題といえる。
普通のやり方としては1次コイルと整合用のCを調節して同軸の無線機側での
インピーダンスが50Ωになるよう調整してしまうことだろう。
調整にはアンテナアナライザは必須となる。
SWR計だけだとイメージのような周波数に整合してしまうことがよくある。
これを避けるにはインピーダンスを見ながらインピーダンスの一番高い
部分でSWR最小になるよう調整しなければいけない。
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