いまさらながらEHアンテナの考察である
自作EHアンテナを手に持っていろいろな局を受信すると
水平偏波に対してはEHアンテナは垂直に立てると受信
状態がよいので、2次コイルの部分で受信していることが
わかる。2次コイルはシリンダー容量Cと2次コイルLから
共振周波数がある。
空芯コイルのバーアンテナに近い動作をしているものと思われる。
後は、シリンダーからの放射を説明するだけだが、多分
これを説明するにはCFAアンテナを説明するのがたぶん
一番単純だろうと思う。
CFAアンテナの特徴であるシンセサイズドフィールドを説明
するにはまずCFAアンテナは構造上受信には使えないよう
な気がするのだ。
なぜなら受信アンテナとして使用時GNDプレートとDプレート
との間には電流が流れないので電界と磁界を直交させること
ができない。
普通のアンテナではありえないこと(送信利得と受信利得は同一)
そうすると近傍界では何が起きているのかということになるのだが
多分(ここからは想像というか計算できる自信がない)CFAアンテナとは
クーロン力と磁力を利用した媒質中の原子の運動が電波に
変換される性質を利用したアンテナなんじゃないかと思う。
クーロン力を利用してるので電界強度が普通のアンテナより
かなり高くなるのも原子の運動が関連するからではないか?
一番手っ取り早い実験はCFAアンテナを真空中に作って
半径から2波長以上真空にする。
それでまともに動作するなら本当に電界と磁界を直交させて
やるだけで効率よく電波を放射できることになる。
今のところ、CFAアンテナは媒質が必要なんじゃないか?
と思っているところです。
EHアンテナでCFAアンテナでいうGNDプレートとDプレートの
間の磁界に相当するものといえばシリンダーとシリンダーの間にある
数ターンのコイルである。
これが多分CFAアンテナでいうところのGND-Dプレートの磁界
にあたるのではないかと思う。ただしこのコイルの磁界は電界と
直交していない(平行している)のでCFAとは原子の運動に
違いが出ると思う。
よく自作EHアンテナは飛ばないし聞こえないといわれるが、
もしかするとこの数ターンのコイルを付けるか否かでアンテナの性能
に差が出てくるのかもしれない。
EHアンテナの受信できないというトラブルは主に2次コイルとシリンダー
の共振周波数が目的の周波数にあってないか1次コイル側が50Ω±j0に
整合してないが主な理由でしょう。
送信がよくないというのはシリンダー間にある数ターンのコイルが
影響してくるのかもしれない。
当局の自作EHアンテナはリグエキスパートAA-230PROを使用して調整した
自作EHアンテナを調整するには最低でもアンテナアナライザーは必須である。
0 件のコメント:
コメントを投稿